花と実と魔女と

青い薔薇・春・夏・秋・冬



                   

夕庭の貴婦人・青い薔薇 ☆ ブルームーン


2002        5月





                   

夕庭にしずかな微笑をたたえて浮かび上がる、

我が庭の貴婦人 バラ 「ブルームーン」

深く重なり合う花びらの中に

どんなストーリーが秘められているのでしょう。

これ程、日暮れの移ろいのときが似合う薔薇はないと思う…

          
 


  夕庭にしずかな笑みの貴婦人はブルームーンという名の青い薔薇


HANA魔女・詠

                   







「匂いたつ薔薇」 ☆ ウィンドラッシュ



2006・6・8






イギリス南部の川の名を由来とする


イングリッシュローズのバラ 「ウィンド・ラッシュ」


我が家に来て早5年目を迎えました。








咲き始めは、

コンデンスミルクをくぐらせたようなクリームイエロー。








小さな蕾が仔犬の耳のように見えません?


ビションフリーゼとかの雰囲気かな?








写真は更に咲き進んだ形。


フルフルと風に舞う大きな花びらが魅力です。









咲き始めのころのですが、近づいてみると、
ウインドラッシュの違った表情が・・・



このぐらいの至近距離で
クンクンしていただきたい良い香りも自慢です。











こちらは更にサービス画像(笑)


フンワリ香りも高く
E.R(イングリッシュローズ)では珍しい花形と
確かな四季咲き性、
多花性で優雅な雰囲気がこのバラの魅力。


その上に、
強健で病気にもかかりにくいとっても良い子です。


E.Rでロゼット咲きやカップ咲きとは
異なる趣のバラをお探しの向きには、
お勧めだとおもいます。









こちらは、全体像。


道路からすぐ、
庭への入り口・小さなパーゴラの脇に植えてあります。


高さは、約170センチほど、
道行く方が立ち止まってご覧になることも・・・
( 写真は雨に濡れ、うなだれている状態 )






風に揺れ手招きするかに花びらが庭へ誘う白きバラ

HANA魔女・詠













HANA魔女・詠

HANA魔女・詠










*********春*********



椿・黒椿


2003・2・14






春は名のみ、まだまだ寒い日が続いています。


ところで、写真の黒椿の蕾、こんなについているんですよ。
一昨年の春、小さな苗を分けて戴いたのですが、
ようやく花が見られそう...

白い花が大好きな私ですが、
濃い紅の花が咲くという「黒椿」も、とっても楽しみ。


まだ固い蕾ながら、花色の兆しをみせて、
じっと、開花するときを待っているのですね。

苗が小さいので蕾を減らしてあげたほうが良いのでしょうが、
勇気が無くてなかなか剪定できない、小心者のワタクシです(笑)


花色の兆しを見せて黒椿2月の雪を溶かし膨らむ
                  
HANA魔女・詠



2003・5・6








今年、初めて咲いたその名も「黒椿」

一昨年の春挿し木の苗を戴いて、
2年目の春を開花で祝うかのようです。


黒紅色の八重咲き中輪ですが、
まるでバラの花のような姿で咲くのですね。


木漏れ日の中に見るキュートな姿は
ちょっと小粋な江戸娘の感じも受け、
宮部みゆきの時代小説の登場人物を思ったりしました♪







桃の節句と春の嵐


2003・3・3









今日は桃の節句、雛祭りですね。


中国では古くより邪気を祓うといわれる桃。


そして「桃源郷」は、桃の花が咲き乱れ永遠の平和と約束された地。


遥かかなたにあるというその地を中国の人々は
桃源郷伝説の中に求めてきましたが、


人々が常に求め、憧れやまぬ平和を
21世紀の今改めて 桃の花に託したいですね。


小花ライン


昨日は一日中、強風が吹いていました。
春一番というのでしょうか。



春嵐という荒々しさも伴って花乱れ咲くときはきたりぬ
                         HANA魔女・詠


これから、待ちに待った百花繚乱の季節、
春の嵐の洗礼を受けてこそ、地上の春は目覚めるのでしょう。












ニケ(シクラメン)


2003・1・18






シクラメンの花が、葉っぱの茂みからすっくと立ち上り、
それぞれ、少しずつ違った姿で咲いています。



シクラメン 今日のあなたは

空に向かって飛び立とうとするかのように

明日の夢に向かって羽ばたく姿に

妖精が舞い上がる瞬間の形に…

そして、あなたはサモトラケのニケにも似て

明日の光の中へ私達をいざなう…



一輪の花が、色んなイメージをかき立ててくれる、
植物の力、生命の神秘。

昨年の12月の初めからリビングで咲き続けてるシクラメン。
次々と花芽を上げていましたが、
なかなか思うような写真が撮れずにいました。


それぞれに自由に咲く姿を追い続けるうちに
色んなことを感じ、沢山のイメージを
一鉢のシクラメンが与えてくれました。


*サモトラケのニケはギリシャ神話の勝利の女神のこと。
(ルーブルで翼を広げているヴィーナス)
詳しくはhttp://www5.plala.or.jp/dwingleaf/nike.html









春の足音(シクラメン)


2003・2・4








今日は 立春
暦の上では寒が明け、もう春です。


あいにく、現実にはそうそう暖かさを感じませんが、
日差しも春めき、日毎に日も長くなってきています。


冬の窓辺を彩るシクラメンもそろそろお終いですが、


あまいピンクのシクラメンは、
ピンと立った花びらをそば立て
近づく春の足音を聞きのがすまいとしているようです。


ねえ、ねえ、シクラメンさん、

春はもう直ぐそこかしら?

小花ライン



春色の花びらピンとそばだててシクラメン聞く春の足音
      
      HANA魔女・詠












七色の恋:ポピー


2004・3・23







「アイスランドポピー」
毎度おなじみ、レッスン花材の一部です。(笑)


18世紀に北極探検隊がシベリアで発見したことに由来し、
和名シベリアひなげし、別名ポピー、
シュワシュワのクレープ状の花びらが個性的。

蕾の細かい毛で覆われた殻が、
音もなくパカッとはじける様子も面白いですね。



花言葉は、七色の恋、忍耐、慰め。

じつは、プランターに昨年蒔いた種の葉っぱが伸びてきてますが
どんな恋の色?を見せてくれるかしら。
だんぜん、たのしみになってきました。
まだまだ咲きそうもありませんが、ここが忍耐のしどころですね(笑)


ケシ科ケシ属だけれど、
アヘンの成分であるモルヒネを含む毒性はありません。

寒さにも強いので安心して栽培、観賞できますね(*^_^*)






しゅわしゅわのポピーのような布まとい春風も着て週末の朝

     04・3・23   HANA魔女・詠




 



**********夏**********


愛の花アガパンサス

2003





               アガパンサス





アガパンサスの呼び名は、属をあらわす学名を英語読みしたもので
ギリシャ語で『愛』を表すagapeと、『花』を表すanthosからなり、
「愛の花」の意味となります。

「愛の花」は涼しげでゆかしいのですね。
決して、パワー全開の花ではないのね。
一人納得のHANA魔女でした。(*^_^*)

          



   
長崎のグラバー邸::沢山のアガパンサスが
海風にそよいでいたのが印象に残っています。



ギリシャ語で愛の花というアガパンサス梅雨の晴れ間に爽風を呼ぶ

                       HANA魔女・詠











*********秋**********

2003

金木犀の歌






この時期、毎年、玄関を出ると
ふわ~っと木犀の香りに包まれます。
常緑で良く繁ることから、
生垣の一部を金木犀にしていますが、
「日本の秋」を感じる植物のひとつだと思います。











カメラを構えた時、
ちょうど木漏れ日が差し
上のような表情を見せてくれました。

小さな花の集まりは命の輝き、
葉脈は命の流れ...


秋ですね~♪


モクセイの花の散る道もなかなか良いですよね。

星空をこの星の地上に映したようで…





・天井の星座を地上に映すかに金木犀散る月明かりの下


・モクセイの香りと地上の天の川今日いっぱいは掃かずにおこう


・くぐもった第一声の電話受け庭に飛び立つツグミ目で追う


・オール手に歓びの舟漕ぎ出そう水面に映る空の果てまで

       
HANA魔女・詠
 



                   

2003  9・15




粉粧楼とチャリティコンサート













秋空に応えるように、ほんのり頬紅をさした「粉粧楼」


薄い花びらが幾重にも巻き、その中心が優しいピンク色に染まって...

これから、どんどん大きくなって一輪でも多く
ふっくら、柔らかな花を見せてくれるように祈ってます。


゜★。.:*:・’゜☆。.:*:・’゜ 。.:*:・’゜☆。.★。.:*:・’゜☆。.:*:・’゜ 。.:*:・’゜☆。

昨日は友人の主催するチャリティ音楽会に行ってきました。


今回で12回を重ねるこの会は、
パイプオルガニストである彼女が
当時テレビで見た、ルーマニアのエイズ子供病院を支援したいと
母親の視点で考えたのがきっかけ。


最初は、彼女の音楽仲間による
小規模のコンサートだったのですが、ここ数年、
私の町で有数(一番?)の音楽ホールで開くまでになりました。

昨日は、グレゴリウス聖歌で始まり、

オーデションにより選ばれた新進ピアニスト
(桐朋入学後、ベルリン芸大卒)による
シューマンの『謝肉祭 Op.9』

34名の管弦楽と58名の合唱、5名のソリストによる
バッハの『ミサ ロ短調 BWV232』

たっぷり堪能することができました。

12年にわたり休まずに活動を続けている
彼女の指揮の後姿、輝きが増していました。







グレゴリオ聖歌で始まるコンサート平和への祈り響け世界に

                      HANA魔女・詠












2006・9・24


秋も次々と咲き続けている薔薇☆アイスバーグ







季節は秋・・・
このところ、とても気持ちの良い毎日です。

写真は、旅行中にもどんどん蕾をつけてくれて
今は、こんな感じに咲いているフロリバンダの「アイスバーグ」







我が家のアイスバーグは
リビング前の南面、窓下の一等地に
マッキントッシュをはさんで、2株植えてあります。








その2株が、こんな風に、仲良く枝を絡ませ始めました。

まるで、仲良し姉妹が手をつないでいるようです(^.^)


窓下なので、あまり背丈を伸ばしたくないのですが、
花付がとても良いので(ひっきりなしに咲いている感じ)
強剪定をするわけにもいかず、結局伸び伸びのままなんです。








一輪をよく見ても、春の開花に引けをとらない姿で咲くのも、
アイスバーグの偉いところかな。

丈夫で良く咲く、バラの基本をしっかり抑えたような、
とても健康的ないい子なんですよ。
(これで、香りがあれば言うこと無しなんだけど)

そういう意味で、白バラ部門・私のお気に入りのひとつ、
HANA魔女ガーデンの優等生です。




*****・・・******・・・*****・・・******





長旅の荷ほどきをする窓の外真白きバラが優しく揺れる

透明な秋の日受けて白さ増すバラと季節を分かちあう日々

秋晴れの今日一日を庭に居て水と光と薔薇に ブラボー

日当たりも風の通りも一等地あなたに譲ろう白薔薇アイスバーグよ

花柄を摘む手にこぼれる朝露の冷たさを知る秋は来たりぬ




HANA魔女・詠















************冬**********

胡蝶蘭・雪明り


2003・1・25











今朝は、庭一面の雪景色に日が差して
雪明りがまばゆい朝となった。


休日の朝、ゆっくりコーヒーを飲むひと時、
リビング窓辺では 春を呼ぶ胡蝶蘭が
ひらり~優雅な舞を見せている。



両翼を開く姿に冬日受け羽を休めよ胡蝶蘭

わが部屋に「幸せの使者」の花言葉 添えて見事な一鉢届く

うす紅のこの一鉢の華やぎに満たされていく何時ものリビング


                      
HANA魔女・詠






2001

けやきの歌



冬の日のケヤキ








これが、我が家のシンボルツリー「けやき」です。
南面が庭なので、リビングから撮影すると逆光!

美しく撮れてないけど、ごかんべんを。

でもこんな太い幹と、風に踊リ、日差しに輝く枝を見てると、
チョットくらいの嫌なことは、「ま、いいか」っておおらかな気分になります。

       けやきさん、ありがとね。


・空に飛ぶ雲いっぺんを掴むかに欅の幹が腕を伸ばして


・駐車には少し技術が要るけれど先住者けやきを友として住む


・如月の日差しにけやきの枝先が春を求める触角となる
            HANA魔女・詠












恥らう小菊ちゃん








白いスプレーの小菊が年を越して咲いてくれています。


実は花の盛りを過ぎたころ、根元からガッチリ剪定、
で、幸運にも?剪定ばさみからもれ咲いているのがこのお花です。


スーパーホワイトな子達だったのですが、
温度変化のせいか、
恥らうように花びらの周りが薄紫に変化してきました。


花変化ともいうのでしょうか、神秘だわ~。





初春に薄紅さして花変化見せる小菊に淡雪とける  
                         
HANA魔女・詠










冬薔薇・フレンチパフューム











咲き始みの姿のままに冬薔薇が被る初雪 溶かす花色
 
HANA魔女・詠
                                            

寒い冬の日、季節の忘れ物のように残っていた
固い蕾の一輪を窓辺に飾れば気分はパリ。


アンニュイな雰囲気の花色を、少しずつ、少しずつ見せ始めています。


こんな表情も見せてくれるところが、なんともニクイ...

私の大切な一輪 フレンチパフュームです。











仙人掌(さぼてん)の歌



2003・1・10







仙人掌(さぼてん)は言葉を解すと聞きし夜悩み事ひとつ話してみたり
     
HANA魔女・詠
                                  




サボテンは仙人掌と書きます。

何かの折に、サボテンはヒトの言葉を解すると
聞いたことがありますが、
どう思われますか?


音楽を聞かせて育てる果物や、植物があるようですから

[仙人掌]の名を持つ彼ら、言葉くらい分かるのかも。
写真のサボテンは「キシジン」と言う名前で売られていました。


2003年、我が家の買い初めの一鉢です。


ブルーグリーンの肌色は、どこか海をも思わせて、
リビングに鉱物の結晶のように、あるいは溶岩のパワーの形に
しっかりと自立しています。



仙人掌もまた、無口なこの星の生き物のひとつなのですね・・・






・はや5年日々の暮らしを書き綴るブログ仲間と秋の夜長し


・空までも円柱形に切り割いてコロッセオの石壁物語る歴史


・コロッセオの観光に列なす我らにも死闘に狂喜するDNAありや

     
HANA魔女・詠


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